LORANの日記
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2004年05月09日(日) 蛙の歌

連休が終わって、早いところでは田植えが終わりました。

私が住むところは富士川から灌漑用水を引いています。
戦時中に軍需工場が建設され、戦闘機用のアルミ精錬に大きな電力が必要でしたので発電所を作りました。そのため灌漑用水の取水期間が5月から10月までに限定されています。そう言えばこの付近も終戦直前に陸軍が飛行場を作った跡地でした。

久しぶりにのどかな蛙の合唱が聞こえてきます。
60年前にはここは、今とはまったく違った世界だったことを感じます。

半世紀、1世紀と時代が変われば、世の中も、その常識も変わります。
不変なものはなにも存在しないのが真実です。

「人の心ほど移ろいやすいものはない」と古人は言っています。
ころころ変わるから、心(こころ)だと言う人もいます。

そんなにあてにならない人の評価を気にして生きるほど、馬鹿げたことはありません。
自分が考え、自分が決意し行動することが、すべての基本です。
それが「自由」の本当の意味です。

今年も蛙が鳴いています。
鳴く蛙も、聞く人も、去年と同じではありません。



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