LORANの日記
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西洋と東洋の考え方はこれほど違うのかと思い知らされました。
東洋は雨が多く、緑豊かで暖かい(暑い)地域です。 そこには多くの生命が暮らしています。植物や動物、魚も多く住んでいます。 それを支える豊かな自然があります。ここでは採集だけでも生きられます。 水や食料の不足で苦しむことは少なく、暮らしやすいといえます。
西洋は基本的に雨が少なく乾燥している地域が多く、宗教が起こった中近東は殆ど砂漠です。 植物を栽培するより、牧草を追って牧畜をする方が理に適っている地域です。 ここでは水や食料を得ることに多くの労力を必要とします。生きるためには努力が必要な地域です。
この環境の違いが考えかたの違いになっています。
中東でボランティアしているとカルチャーショックがあるそうです。
砂漠地帯では水を持っていなければ生きていけません。 その辺で汲んでくればいいという訳にはいきません。 もしそのグループで水が極端に不足したら、生きられない人には分けないで、少しでも生きられる人へ渡すのだそうです。
難民キャンプでは元気の度合いでグループを分けるそうです。 A: とても健康で元気な人たち。 B: 健康も具合も良くないが、食料や医療で回復が見込める人たち。 C: 健康や具合が悪く、生き延びる可能性が低い人たち。
食料も医薬品も不足がちな難民キャンプでは、Aグループの人たちは追い出すそうです。 Cグループの人たちは気の毒ですが、見捨てなければなりません。 Bグループの人たちを収容しお世話をするそうです。
私たち、東洋の人は見捨てることができなくて、よく叱られるそうです。 助からない人は助けない。これは難しいことです。
有ることを前提に考えるのと、無いことを前提にするのでは、話はまったく 違う結論になります。
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