LORANの日記
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2004年04月14日(水) 自分に戻るということ。

自分とは誰でしょう?

ギリシャの哲学の発生は、ここからスタートしました。
文学も宗教も科学さえも、突き詰めていけばこの問題にあたります。

私は自分に戻る方法を瞑想に求めました。瞑想方法は自分で考案しました。
自分の中の思い込みや決め付けを消していって、最後に残ったのが自分でした。

一人住まいをして人と殆ど会わずに1年近くを過ごし、他人の波動の影響で蜘蛛の巣
状に伸び縮んでいた自分の波動が、ついに1本の輝く細い直線に戻ったとき、自分の
波動を知ることができました。

自分に戻れば自分を知ることができます。
自分がわからないのに人生の目的などわかるはずもありません。

自分の感情を、自分自身と勘違いしている人がとても多いのです。
自己憐憫(れんびん)に陥って、「かわいそうな自分」と思い、そうなった原因を親や人のせいにしている人は、その典型です。
感情に支配され、もて遊ばれて一生を終えてしまいます。

肉親を失った悲しみと相手への憎しみに燃えて、正義を振りかざしてお互いに
戦争を続けている人々も感情に支配されているのです。
その感情を愛国心とか民族愛とか家族愛とかへ、為政者からすり替えられている
のに気がついていないのです。

人を支配しようとする人は「人情」という言葉を使います。
「人情」に訴えて、相手を自分の感情へ引きずり込もうとします。
とても悪質な手口です。「人情」に惑わされてはいけません。
「人情」と「やさしさ」は別のものです。

自然界に「人情」はありません。生と死が交互に繰り返しているだけです。
あなたが食べている食品は先ほどまで生きていた植物や動物などです。
その犠牲を無視していながら、誰かが死ぬとかわいそうなどと平気で言います。
かわいそうなのは、毎日あなたに食べられている植物や動物の方です。
せめて感謝をしなければ、生命をくれた植物や動物に申し訳がありません。

いま、アセンションという言葉がはやっています。
地球と人類が次元上昇するという話です。

これも一種の信仰やブームのようなものです。
自分の努力なしで、だれかが自分を救ってくれるように考えているのです。

2400年前のお釈迦様や2000年前のイエス様が教えてくれたことを実行することが
大切と思います。それでなければ自分にさえ戻ることはできません。

「すべてを捨て、自分に戻ればいいのだ。天国はあなたの中にあるのだ。」
「天は自ら助くる者を助く」と。

夜空を仰いで自分を救ってくれるのを待つ人たちは、いつ自分の足元に気が
つくのでしょう?





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