人の力ではどうにもならない流れがある。 けれどもその流れを作り上げているのは紛れもなく人そのもの。
流れを読む。 流れを掴む。 そんなコトが出来るヒトがいる。
流れる物を。 流れる先を。 そんなコトを見ているヒトがいる。
流れに任せ。 流れに漂う。 そんなふうに生きてくヒトがいる。
流れてゆく。 流されてく。 そんなコトさえ感じられない自分がいる。
万物は留まることがないというのはそれこそどうしようもなく。 だからこそ変わらないといわれることに価値があると。 変わりたくないと願っていた時期があった。 それも今は、過去形。
風も水も光も。 流れて行く先は果てではなくて。 還って行くと言えども始まりへ戻るのではなく。 過ぎて行った物は戻らない。 そして似て非なる流れが続いて行く。
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