曰く、 (1)事実を曲げてこしらえたこと。本当でないこと。偽り。「―をつく」 (出典:大辞林)
自分はよく嘘をつく。 ホラを吹くとも言う。 人を騙すと言うより、騙る。字が一緒だけど、違う。 勢いで物を言う癖がある。 結果事実でないことを言ったりする。 適当なことを断定的に言う。 知ったかぶりをよくする。 人の言うことに合わせたりする。 心にもないことを言う。
そのくせ、本当のことを怖がって言わなかったりする。
子どもの頃からよく嘘をついた。 何故かいくつかを覚えている。 たわいもない嘘だ。
そして相手は決まって、もう2度と会うこともない人たち。
インターネットでよく嘘をつく。 フリーの登録に自分のことを書かずに適当に書く。 捨てハン(捨てるハンドルネーム)でチャットをする。
もう1人の自分なんて、居ないことを思い知る。
嘘をついている。 もうずっと前から、いくつもの嘘をついている。 同じ人に。
親に。
本当の事も言う。 けれど、 本当の事を言っていない事も、多い。
いつか、本当の事を全部言える日が来るのだろうか?
きっと無理だろう。
真実は痛い。 嘘は気楽だ。 けれど、 一度嘘をついてしまったら、本当の事を言うのはとても難しい。
嘘をついたら、自分で自分の真実を見失う。
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