non-fiction.
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halu



2008年12月20日(土)
■嘘。

みんなが嘘を言う。
「そばにいる」
なんて、
いちばん聞きたくない嘘を言う。
私がいちばん欲しいことばを言う。
残酷だ。
どうして、
どうして。

結果は、
すべてが嘘だ。
一緒になんか居てくれない。
そばになんて居てくれない。
なのにどうしてそんなことをいうの?
どうして期待させるの?
どうして喜んでしまうの?

愚かだ。

かつて愛したあの人が、
今の私を取り巻くことばすら変えてゆく。
痛みは今も、
じわじわ残り続けて、
私の感情を侵食する。


おいていかないで。
そばにいて。

おいていかないよ。
そばにいるよ。

「君はひとりじゃない」


だったら、
どうしていなくなったんですか?
嘘をついて、
体のいいことを言って。

記憶は消えない。
刻み付けられて、
痕は醜い。


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