あまいせいかつ

2004年12月08日(水) 愛憎劇場

最近、JRのキャラクターのペンギンの腹が腹ボテに見える。

そういえば、知り合いのうちに子供が生まれていた。
自分の子供がほしくなったから、
一回り年下の愛人と別れて子作りに励んでいたらしい。
子供が生まれたことは喜ばしいことのはずなのに
自分には関係ないできごとなのに
このむなしい気持ちはなんだろう。

わたしの通っていた中学はキリスト教の学校で
毎年1年生のとき、旧約聖書の映画のようなものを見せられる。

アダムとイブの話から、ノアの箱舟あたりまでの話で、
純真な同級生はイブの衣装がエッチだの、
なんだのと盛り上がっていたが
わたしが1番印象にのこったのは、アブラハムと妻の話である。

アブラハムの妻、サラは不妊のまま年をかさねていることが悩みである。
そんなとき、サラの召使をしていた若いハガルが
アブラハムの子供「イシュマエル」を生むことになる。
すると、生まれるまではサラに媚び諂っていたハガルは
サラを足蹴にするようになる。
やっぱり産んだもの勝ちなのか・・。
オンナ同士の壮絶な争いをみて、中学生だったわたしは思わず汗ばんだ。

しかしその後、サラがウルトラ高年齢出産をして「イサク」を生むことになる。
どーするっ。アブラハムっ。
イシュマエルがイサクを笑いものにしていたのをみたサラは
アブラハムに頼んで、ハガルとイシュマエルを荒野へ追い出す。

そうしてイシュマエルはアラブの民を築き、
イサクはユダヤの民を築くことになる、という重厚なお話なのだ。

紀元前から、愛情のからんだ憎悪ってのはかわらないんだね・・・。



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