以前、疎遠だった高校のときのお友達から急に電話があり アム●ェイの勧誘かしら・・・と脅えながら電話にでると 結婚式に出てほしいという内容でした。 ちょうど結婚式の日に日本にいないこともあり 考えるまでもなく、お断りしたのですが 「旅行なんて行かなくていいじゃんっ」という言葉に ささやかな殺意がわいたことを、覚えています。
彼女の結婚式は赤坂の有名ホテルで行われるらしく 人集めに苦労していたようでした。 どうやら、高校時代の同級生ほぼ全員に 電話した彼女はア●ウェイに転職した方が良いのではと思うくらいです。
結局、高校時代の同級生で出席者はひとりぽっち。 それは仕方ありません。 高校卒業以来誰とも連絡をとっていなかったのですから。 しかも、高校時代、誰と仲良かったのかあまり思い出せないのはなぜだろう。 なんだか不憫に思えたアタシは祝電をうって旅立ちました。
それから数年たちましたが、彼女からは祝電のお礼も 新しい連絡先のお知らせもきませんでした。 もちろん結婚式に出てあげた子にすらないのです。 なので、彼女がなんいう苗字なのか、どこに住んでいるのか それどころか彼女が生きているのかすら、今となってはわからなくなってしまいました。
でもそれはそれで彼女らしい生き方なので、良いのかもしれません。 少なくとも、披露宴に出てくれる人がないからといって 祝電打ってくれと懇願しまくる惨めな新郎よりは 100倍潔い生き方なのかもしれません。
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