思い出の散歩道
こお



 約束破り。

仕事の関係で20分約束していた時間に遅れた。
彼女は怒って、約束とは違うことをしていた。
……なんかすっごいなさけなかった。
そして、他の方にも約束をしていたので、その方たちを連れてクモBCに。
6連戦当然無敗。
そのBCの最中、彼女は前から欲しがっていたオティヌスという弓を手に入れていた。
……自分はいったい何をしたいんだ。
彼女と一緒にいたいだけなんじゃないのか…なのに、私は。
……後悔と懺悔。
彼女に申し訳ない気持ちを伝えると、「いいよwそんなに気にしなくてもいいんでない?」と言ってくれたが、その優しさが弓を手に入れた上機嫌から来ていることがとてもやるせない気持ちだった。
自分が許されたわけではない、ただ単に彼女が手に入れた弓の波状効果で、そう言われているだけなのだ。
くやしくて、さびしくて、やるせなくて……彼女が喜んでるのに水をさすのも嫌になってきて、彼女に語りかける言葉さえなくしてしまって……。
無力な自分をかみ締めるしかなかった。
そんな一日だった。
……別にBCで高価な品物が出なくてもいい、ただ彼女と一緒に何かをしたかった。それだけなのに……僕にはそれさえも出来ない。

2004年04月03日(土)
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