思い出の散歩道
こお



 色々あったけど私は元気です。

一日、初めてスノボにいく。
七日、エフエフの知り合いと呑み、そのまま宿を拝借w
八日、エフエフの知り合いと呑み、初めてフォアグラを食べ、銀座のスナックに行く。

なんか今年は既にハイテンションだ。
そして、4月には神戸、大阪、名古屋という三都を三日でオフしてくるという計画も立てているw

エフエフはリアルじゃない。
だから、いろいろな人がいる。
リアルで全然関係のない世界に住んでいる人と出会い、友達になれるのだ。
それは中学の同窓会のような気分である。
実はかなり4月が楽しみだったりする。

銀座の連れていってもらったスナックの社長さんが言ってた。
仕事は楽しくなくちゃいけない。
本屋という仕事は、普通の仕事と違って趣味と仕事のハーモニーなのだと。
そんなこと初めて言われた。
…もしかしたら本屋ってすごいのかもなって思った。

好きだった人から、tellが来た。
「ちったぁ元気になった?」
…よくそんなこといえるな。
でも、私は律儀に「もう過去にはこだわらないことにしたから」と答えたら、彼女は言った

「君らしいね」

…簡単に言うな。もう耐え切れずに言ってしまった。
「君のこと忘れようと努力をしているんだ」
「君らしいね、なんて言えるのは俺がどれだけ悩んでそこにたどり着いたのか分かってない証拠だよ」
「もしも君が優しさで声をかけたと思っているのなら間違いだ、ほおっておいてくれるのが優しさってものだろう?」
「君たち二人に俺に話しかける権利があるのか?」
「俺は元気になったけど、君たち二人を許してはいない」
もうなんのためらいもなく、その言葉を彼女にぶつけた。

「ごめん、じゃね」

……多分、これが最後の会話だろう。
かけるべきかどうか迷った。
ただ一言だけ私は最後に声をかけた。

「就職がんばれ」

それだけ言った。
最後にサヨナラを言えない自分は弱いのだろうか。

このことをある人に話したら、その人は悲しんでいた。
「過去はなくしちゃいけない。いい思い出だけじゃないけど」
……今はまだ何も見つけられないから、忘れようと必死になってる。
でも、未来を見てれば、誰かと一緒になって、今日の日を振り返る日が来るのならば、その過去を私は肯定できる日が来るかもしれない。
今は無理だけど。
傍らで。
温かく。
優しく。
微笑んでくれる。
過去を忘れさせるのではなく、一緒にその過去を振り返ることの出来る人を。
私は。


2004年01月10日(土)
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