まろやかな日々
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彼が、術後説明の内容を私に話してくれた日 もう1つ話したことがありました。
「昨日(10/3)、家に電話があって 手術のことを聞いたらしくて、お見舞いに行きたいって言われたんだよ。 いいよって言っちゃったけれど、いけなかったかな?」
家に電話をしてきた友だちは とても仲がよかったけれど、私が言わずにおこうと決めていた人でした。 仲はよかったけれど、頻繁に逢っているわけではないから 心配させたくなくて、敢えて言わないでおこうと決めていた人でした。
彼から話を聞いた時は、そのことよりも 自然妊娠出来ないかも・・・、ということにショックを受けていたので 別に何も考えずに受け入れていたのです。
でも、次の日 まだ夜が明ける前から目が冴えてしまって ぼんやりと天井を見つめながら考えていたら やっぱり、どうしても苦しい気持ちで一杯になってしまって こんな気持ちじゃ会えないと思ったの。
久しぶりに逢う人に「大丈夫?」って聞かれて 身体は大丈夫でも、ココロは全然大丈夫ではないのに 平気なフリをしなきゃいけない自分。 想像するだけで胸が苦しくなりました。 そういう苦しさを出来るだけ味わうことのないように だから、何も知らないでいてほしかったのに。
お見舞いは、お断りしようと決めました。 自分のココロは自分で守らないといけない。 とても早い時間だったけれど、こっそり彼にメールして お断りしてくれるよう、お願いしました。
ワガママだって言われても 今はもがき続ける時。 自分のココロを助けるためには どうすればいいのか 必死に考えて実行する時。
それで、いいよね。
自分を助けたい。
あの頃私は。。。
2002年10月08日(火) きぬ@ヴェール
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