まろやかな日々
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2005年09月10日(土) 9/10のメール

おはよう。
レス遅でごめんね。落ち着いた時間が取れなくて。

赤ちゃん、いてくれてよかった。
検査のコト、気になっていたの。
最近、ご不幸もあったから。気持ちの波に生命がさらわれるコト
体験者なだけによく解っているから。

ゆったり。ホントに、ゆったりね。
不安な気持ちは、赤ちゃんも不安にさせる。
「いちゃいけないのかな」って思わせてしまう。
それでいなくなった後のやり切れなさは、言葉に出来ない程なんだから。

妊娠した時、それを前の人と母に伝えた時のコト
今もハッキリ覚えているよ。
私の身体に気をかけることもなく、「堕ろしなさい」って言ったの。
私だって怖かった。結婚してないのに、産みたいって打ち明けることが怖かった。
でも、女だったら。子どもが出来た時の喜びや愛おしさを解ってくれると思っていた。
だから打ち明けたのに。
言うんじゃなかったって、思った。目の前が真っ暗になったようだった。
たとえそれが、私を思ってのコトだったとしても
私には、体面を守るためのように思えた。こんな人母親じゃないって思った。
「言うんじゃなかったよ。放っといて!」って言って自室に入った後
涙が止まらなかった。
今、子どもを守れなかったら
私が生きている意味なんてないって思った。
でも、次の日から出血が始まった。

その日は、どうしても病院に行くことが出来なかった。
お腹を引っ張るような、今までに感じたことのない痛みと共に酷い出血が続いていた。
それは、赤ちゃんが必死でしがみついているのに離され流れていくような感覚だった。
生命が零れ落ちていくのを、どうすることも出来なかった。
なのに、普段どおりの生活をしなければならない自分。
母が、追い討ちをかけるように「堕ろしなさい」と
また言った。
私が納得するまで、毎日でも言い続けるつもりらしかった。
もう終わっているのに。
でも、こんな人にそれを言いたくなかった。喜ぶに決まっている。
「生理が来たんだよ。うるさいな!」それが精一杯のセリフ。

自分が一番悪いの。でも、母を許せない。
母が、嫌いというわけではないの。でも許せない。このことだけは。
それは、今も変わらない。
だから、今後子どもが出来ても
最後まで母には言えないような気がしている。
言うのが、怖い。
祝福してくれるか、不安だから。
母は、子どもが出来なくなって手術を受けることになった今の私の状況を
どう感じているんだろうって思う。
あの時のコトを、思い出したりしているのかな。
いや、きっと忘れちゃっているだろうな。

いくら母親でも、別の人間なんだもの。
合わないこともいっぱいあるよ。それが親不孝ってわけではない。
ちゃんと大切にしているじゃない。
何を言われても、今ここにある生命を守り抜くって決めたんでしょ?
親であるあなた達が、生まれる赤ちゃんに最高の祝福をすれば大丈夫だよ。
私も祝福の雨を降らすよ。
ココロの拠り所は、たった1つでもあれば生きていけるんだよ。

羊水検査。
もし悪い結果が出たら、どうするつもりなの?
生まれるまでに覚悟を決めるの?それとも、ご両親が言うようにサヨナラするの?
私は、知らなくていいと思う。どうであれ、産むって決めているのなら。
生命を育むって、自分と向き合うってコトなのかな。
もう一度、ご家族とちゃんと話しておいた方がいいかもしれないね。
私も早く、スタートラインに立ちたいな。




あの頃私は。。。
2003年09月10日(水) 蜘蛛
2002年09月10日(火) きぬ@ビーバー

華泉 |MAIL
まろの気まぐれ日記
まろ様へ
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