まろやかな日々
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2004年06月06日(日) 愛しの台ふきん

彼は、台ふきんを愛しています。
とても。

もともとは、私が台ふきんに生命を吹き込んだのが
きっかけでした。
私たちは、いろいろなモノや動物たちの気持ちに成り切って
お喋りして楽しんでいるのです。

「うぉ〜、俺はこんなに汚されたぁ。早くキレイにしてくれぇ」
「わかった。待ってろよ!」

それがとても気に入ったらしく
彼は必要以上に台ふきんを大切にするようになりました。

それから、もう2年になります。
何度、漂白したことでしょう。
ふきんの元の色はすっかり落ち、擦り切れてヨレヨレになっているのに
まだ彼は手放そうとはしません。
「俺はモノを大切にしているだけだ!」
と、言いながら。

でも遂に、彼が限界を意識する時が来ました。
私の前に台ふきんを広げて
「ねぇ、もうダメかなぁ」
と、言いました。
私は、以前から限界だと思っていたので
そうだね、と言ったのですが
彼は台ふきんの『最後の言葉』を待っているのです。
「台ふきんは、なんて言ってる?」

「俺は・・・、もう覚悟は出来ている・・・。
 世代交代してくれ・・・」


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で、ただいま漂白中です。
これでダメだったら、本当に終わりにすると言っているけれど
どうなることやら・・・???




あの頃私は。。。
2002年06月06日(木) きぬ@とっておき。/まろ@どんどん増えていくね。

華泉 |MAIL
まろの気まぐれ日記
まろ様へ
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