まろやかな日々
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2004年04月07日(水) 保証書

不安は、消えたと思っていたけれど。

消えていなかった。
職場の後輩に言われた言葉に傷ついて
また不安に襲われた。

「いまだに、こんなことも知らないなんて。
 異動したら、使えない人って言われますよ。
 誰も相手にしてくれないですよ」

その人は、今回の人事で異動して
何も出来ないことを思い知らされたようだった。

「周りの人は忙しそうにしているのに
 何も出来ない自分が辛く、もどかしい」

何度も、そう言っていた。

そんなこと、私だって解っている。
知らないでいることが、どんなに恐ろしいか。
でも、動けなかった。
馴れたシゴトを、また同じように繰り返すだけ。

彼に想いの丈をぶつけて、泣いた。
やっぱりみんな、そう思っていたんだ。
私は、ここを離れたら何も出来ない。
給料ドロボーって言われてしまう。

そんな私に、彼は
「大丈夫だよ。俺が保証する!」

そして、保証書を書いてくれたのだ。

『今後、きぬぞうは
 どこの職場に行っても大丈夫です。間違いない!
 もし、ダメだった場合は
 わきもみ〜1万回を進呈します』

便箋に、書かれた
手書きの、保証書。

彼の気持ちがうれしくて
少し、気が軽くなった。

大丈夫。
彼がいれば、大丈夫。






















あの頃私は。。。
2003年04月07日(月) こんな妻

華泉 |MAIL
まろの気まぐれ日記
まろ様へ
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