お金の問題って、とてもデリケートだと思う。
家族でも。
彼との間でも。

私は、彼が許可しても
財布からお金を抜き取ることは好きではない。

お金を渡す時に、放られるのも好きではない。

そして。
今日、彼にお札で顔をペシペシ叩かれた。
年末調整の戻りを、彼の意に反して
家計に入れよう、と言ったからだった。

見下されているような気がして
とても屈辱的な気分になった。

でも、彼には解らない。
冗談だよって、茶化された。
怒りが込み上げてきた。

私は、外に飛び出した。
今夜は、とても冷え込んでいた。
私はパジャマしか着ていなかったから、すぐに身体が冷えきってしまったけれど
しばらく、外で踞っていた。
やっぱり彼は、来なかった。

諦めて家に戻ると、彼は既に寝ていた。
必要ないんだなって、思った。

私の帰る家は、今はここしかないから戻ったけれど
彼には、どうでもいいことなのかもしれない。
私が居ても、居なくても。

彼はすぐに起きて、「行かないで」と言ったけれど
私が本当に求めていることには触れない。

そうやって、痼りはどんどん増えていくのに。

あの頃私は。。。
2002年12月19日(木)　サンタクロース