的といじの日記
DiaryINDEXpastwill


2003年09月14日(日) まとめ1

No3まで来ました。
ここまでの作歌意図を書いてみます。批判求む!素直な感想もっと求む!

店先の 犬、羨まし 昼下がり 足音の中 堂々と寝る (再録)

No1 実景です。テーマは齟齬感
所用あって京都の繁華街を歩いていました。
もちろん一人で。
帽子店の店先で看板犬らしきゴールデンレトリバー
(実家で飼っていた犬を思い出した。)が昼寝。
やたら暑い日で、河畔の電光掲示板は気温31度か2度。
観光客らしき一群、若い二人連れ 近所のご老体方が
大路に面した店に絶え間なく出入りしている。
誰も彼も一様に非日常を楽しんでいる。
それを横目に見ながらその前を素通りする作者。

 ポイント1 堂々と の部分です。
当の犬にしてみれば、肩肘張っているわけでなく単に
自然の欲求に従っているだけで、堂々と という語の
肩で風を切っているようなニュアンスは本来不適当ですが、
犬のくつろいだ姿にすら、妙な嫉妬心に似た感覚を抱く詠い手。
そのことが、羨ましい という直接的で単純な表現に
陰を落とす効果に期待しつつ、
心情を想像してもらえたら幸せ。
 ポイント2 足音の中
これは単に犬の目線に託したとき脚と靴しか見えないと思ったので、
そこから連想してみました。

文章にして表現するのはやっぱり難しい。No3まで一挙にまとめるつもりでしたが長くなってしまうので持ち越し。長い日記は読む気がうせるので。長編小説も読めきれないしね。(といっても既にかなり冗長か。)

No4
青い貝 真っ白な貝 皆同じ 月無き雨の 大路を行けば



的といじ |MAILHomePage

My追加