朝日記(合戦中)
毒舌、ネタバレ注意。義経教注意。

2007年04月30日(月) 続・義仲最期。「Re-」。

義経英雄伝修羅。
義仲最期をなかなかクリアできずに
義仲・兼平・巴をそろって全滅させ
共に倒れる最期もいいんじゃないかと先日書きましたが。

ゲームを進めました。
凛も吉次もやっつけて、逃げ延びることができました。
ステージクリア。

結局ね。
義仲は、巴を逃がしてしまいました。
平家物語通りだった。
少し残念ですが。
でも、泣けた…。
泣けたよ……。
ホント良かった。
本当に本当にとっても義仲っぽくて、良かった。
ちょっと情けなくて、可愛くて。
義仲の魅力が、義仲らしさが溢れる言葉でした。
それは義仲から、巴への最期の頼み。

最期まで女に守られたとあっては笑い者になるからって。
「俺の男を立てて、逃げてくれ。頼む」って。
義仲は言ったんです。

最初ね、逃げてくれって言われて
巴は怒るんです。
当たり前。
最期を共にしたいと願ってついてきた。
でもね、義仲。
頼むって。
頭下げた。(ように私には思えた)
命令じゃないんですよ。
巴への、甘えなの。
巴だけに。
きっとね。
兼平や、他の部下たちには、絶対言わない(と思う)
うまいなぁ。
ずるいなぁ。
そう言われたら、巴は願いを聞き届けないわけにはいかない。
逃げないわけにはいかない。
巴の性質をよくわかった上での、義仲の言葉。
きっと、それは計算とかじゃなく
無意識だったと思うんです。
巴に生きて欲しいから、無意識に弱点をついて。
二人の絆を知らされる、潔い言葉だった。
義仲は、本当に巴を愛していた。
そしてずっと一緒にいた、一緒に戦ってきたからこそ
言えた言葉だったと思う。
今まで見た義仲と巴の中で、1番納得した関係でした。
ちょっと情けなくて、頼りなくて。
すっごく頑張るんだけど
何事も空回りしがちな、義仲っぽい。
巴もよくわかってるんだよね、義仲のこと。

ずっとね、無理やり一方的に
義仲が巴をおいていったようなイメージがあった。
でも、違ったんだなって。
「最期まで一緒に行こうと思ってたのにまったく、仕方ない」
巴は長刀を肩に担いで、くるりと義仲に背中を向ける。
しょうがないって、許すんです。
「本当にいつまでもどこまでも、仕方のない人」
「出逢った頃からずっと変わらない、私たちの駒王」
一瞬巴が何を思ったかはわからない。
でも、苦笑したと思うな。
笑ったと、思う。
そして言うの。
「どこかに良い敵はいないか。
最後にこの巴の戦いを、義仲様にお見せしたいのに」って。
巴、本当にカッコイイ。
男気だよ!
こんなに男気に溢れる人、男でもあんまりいないよ!!
マジカッコイイ!!
義仲の方がね、しょぼんとしちゃってる気がしたんだよね。
巴が去ったあともさ、兼平が心配して
「よろしいのですか…?」って。
義仲は、これでいいんだって、強がってみせる。
あーもう何この3人!!!!!泣ける!!!
泣けるんだけど!!!
(今ふと、義仲に仕える兼平って
泰衡に仕える銀に似てるななんて思ってしまいました。
褒めすぎだろ…(銀を))


プロモーションムービーの感じとかでも
このゲーム作った人、めっちゃ義仲好きなんだなって感じました。
義仲エピソード、どれも本当に良いんだよね。

そもそもこのゲームのOPムービー
義経vs義仲なんですよね。
もっと早く気付くべきでした。
普通、義経vs知盛とかで壇ノ浦のムービーとかだろ。
だって源平合戦なんだもん。
義仲vs義経って随分マニアックだよね。
でも、源氏好きの私にはたまりません!!!!!
グッジョブ!!!
義仲主従も、義経主従もマジでカッコよくて
絆が強くて大好きですvv
とにかくもう切ないんです!
作った方、かなり源氏贔屓な気がする。
てか、義仲贔屓。
相当の義仲好きだと思う。
義仲の章、本当よく心情を掘り下げていたというか
本当にすごくよかった。
愛がこもってた。
他の章のエンド見てないからなんとも言えないけど。
愛を感じました。
そして、義仲の魅力を思い知った。

ムービー、本当に素敵なのでここに貼っておきますね。
お時間のある方、ぜひ見てみて下さい。
本当に綺麗。
てか、射かけられた火矢が巴の頬を掠め
義仲の背後の陣幕が燃え上がり
義仲四天王が、義仲を守るように駆けつけ
視線の先には義経主従。
そして義仲vs義経へ。
っていう流れが本当に綺麗。
ぜひぜひ見てみて下さいvv

http://www.fromsoftware.jp/main/soft/yoshitsune/shura/download/movie.html

オススメは一番下。
2分46秒の、三つ巴ムービー。
どれもいいですけどねvv


(以上ミクシィ日記から引用でした)


「Re-」観てきました。
義経芝居。
うーん……ぶっちゃけ、つまらなかった……。
(すみません…)
最近、目が肥えたっていうか
贅沢になったのかなーー。
なかなか面白いものに出逢えません。

何かねー本当に今日は間が長くて辛かったよ。
すべての間が。
えー、またそのセリフの説明すんのかよ、的な。
繰り返しセリフが多かったというか。
でも肝心な言葉はなかったような。
時間の関係もあるかもしれませんが
描写をもう少し入れてもいいかもってとこはしょられてたり。
言い回しも、自分的ツボをつく言葉遣いとはずれてたかも。
もうちょっとわかりやすい言い回しあるのにー。
なんて思いながら観ていました。

なんかね、義経じゃなくても良かったよね。
義経である必要性は一切感じなかった。
場所が平泉ってわけでもないし。
他の歴史上の人物でもやれるんじゃないかな、この話。
だいたい、なずなって誰だよ。
認めないよ。
静を出せ、静を。
ホントにね。
静をないがしろにしすぎなんだよ。
あんなに命懸けて義経を愛し、守った人はいないのに。
武蔵坊ばっかりが取り上げられる。

弁慶の役者さんはすごく良かった。
一番好きだったし、一番うまかったように思います。
佐久間さんとかぶってたーー(笑)
芝居っぷりとか、言い回しとか。
義経はね、優しくて、品があったんだけど
威厳がなかったかな…。
好きだったけど。
優しくて。(ちょっと大きかったけど)
あんまりしゃべらない感じだったから
一言一言に重みを込めて言って欲しかったな。
威厳っていうか、カリスマがね、足りなかった…。
それ言ったらね、本人が演る以外はどうしようもないんだろうけど。
「弁慶!」って呼ぶ言葉一つ。
主が部下を呼ぶことの意味をわかっていない気がした。

全体的に「義経のこと、あんまり詳しくないのに描いちゃいました」
みたいな感じが漂ってた。
何かやっつけ仕事的に「こなしてる」とか
「セリフ言ってる」ように見えました。
弁慶のね、義経への想いはあんなものじゃない。
義経にね、出逢って惹かれた人達の想いはあんなに簡単なものじゃない。
「みんな義経を好きになる。義経もみんなが大好き」
って、そのフレーズはよかったな。
うんうんって思った。
それが殿のカリスマ。
でもね、そのセリフに説得力がなかった。
なんか。
三郎と弁慶が仲良しで良かったけど。
ああ、実際こんな関係だったのかもって思ったけど。
でもなんか、仲良しクラブとかじゃないんだから。
追っ手を逃れて、生きようとしてるんだから。
命懸けて、今日を生きる的な決意とかが感じられなかった。
いや、テーマはそこじゃないのかもしれないけど。

うーん…。
あと何かな。
駄目だしばっかで申し訳ないけど
なんか本当によくわからなかった。
あちこちで説得力がなくて、浮き足立ってる感じ。
よく三度も再演したなー…(言い過ぎ)
義経ものに関しては本当に容赦ない。
それを思うと本当に「美しの水」って本当にすごいよね。
あれは命懸けだったよ。
役者の魂が伝わってきたよ。
ストーリーの矛盾を吹き飛ばす熱い想いが詰まってた。

なんかね、
「この義経、すごいvv」っていう理想の義経には
会えない気がする。
本人が一番魅力的だもの。
偽物はみんな駄目。
ってまるで会ったことあるような言い草ですが(笑)
でもなんか知らないけど
ゆらがない義経像があるんだよね。
何なんだろう、この自信(笑)


あああ…なんかもっと芝居の感想書きたいけど眠い…。
とりあえず、私の席の前の人ってなんでいつも座高高いんだろう…。
ここ3連続くらい、前の人が大きかった。
そして、座席が繋がってたので
4人くらい隣の人が揺れても揺れるから
気になってしょうがなかった。
あの劇場、何度行っても場所を覚えられないんです。
なんかね、ヤバイよねーー…。
幽霊ものだったし、ドキドキしちゃったよ。


そして明日から3日間出掛けてきまーす!



「陰暦で1189年閏4月30日。義経の命日です」


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