朝日記(合戦中)
毒舌、ネタバレ注意。義経教注意。

2003年06月22日(日) 「義経」シアタージャック

観て来ました!!!!
これって再演だったのかな〜?
もしかして一回観たヤツと内容同じ?
わ〜、小保さん記憶力0。
最悪。
一番前のど真ん中で観ちゃったvv
だって前の方が迫力が伝わるんだもん。
全体はよく見えないけど(いいのか)


まず舞台セット観ただけで感動した。
すごかった。
音とか。
照明もすっごくキレイで
鞍馬の山奥だってすぐわかった。
鬱蒼としてるのに爽やかだった。
光、風、森を擬人化してたのが
もうすごくすばらしかったです〜vvv
義経の頭の中の葛藤と混ざってるのか何なのか。
内なのか外なのかわからないのがすごく面白かった。
てゆーか全体的に考えさせる構成だなって思った。
大事なところは断言しないの。
観て感じて、それが答え。
観た人によって解釈が変わるようになってると思う。
義経の生涯をすごく現してるなって思ったけど。
史実か伝説かわからないところが。
夢か現かって感じで。
あとね、あとね。
前回から思っててすっごく好きな演出は平家の滅亡シーン。
海に飛び込む女房たち。
平家の怨霊に悩まされる義経。
海に飛び込む女の子たちがホントに痛くて痛くて
あの演出は本当に大好きvvv
すごい、怖い。
海の波の音もすごいし。
あの後、暗転するとマジ鳥肌立つくらい怖い。
早くあかりついてくれ〜って思う。
前作のも忘れられない。
あと、琵琶法師好きだな〜vv
あれはやっぱすっごい雰囲気出るよね。
盛り上がるよね。

すごく思ったのはね、男の人の描く脚本で演出だなってこと。
豪快で。
やっぱりアンドレの西田さんや子安武人氏の描くものは
すごく女性的だよね。
男性的、女性的っていうのも語弊があるんだけど。
柔らかくて人の気持ちを大事にする描き方というか。
人の心で物語が展開していくというか。
やっぱりそういうのって女性に多いと思うんですよ。
でも今日の「義経」はストーリーががっちりあって
主役ががっちり居て。
ってそういうのがはっきりしてた。
誰も彼も主役で必死で生きてるっていう感じではなかった。
登場人物も重要人物は最低限で
(義経方なんて義経と弁慶と静とオリジナルの平四郎の4人だよ)
でも代わりに自然(風とか森とか)の人数がすごく多くって
ダンスとか圧倒されたな〜。
着眼点が違うんだろうね。
ここを描きたい、ここを見せたいっていうのがさ。
んでもってお約束的に頼朝v義経でしたよvv(萌え)
頼朝は男で義経は女だよ。
これほどダイレクトにらぶってくれちゃうと萎えるな(笑)
やっぱ頼朝と義経は男だよ。
クイーンが「(男の友情に)妬けるわね」って言ってたけど。
まさにその通りな感じがいいの。
(うちの氷帝もそんなイメージ)
ホモじゃないよ。
愛し合ってるわけじゃない。
安らぎじゃない。
帰る場所じゃない。
背中合わせで戦えるっていうこと。
命すらその人に預けられるってこと。
女は現実主義だから打算が入るんだと思うのよ。
偏見ですか?
でも女の子は用心深いし、お母さんになるから疑うと思うの。
大事なもの(内)を確実に護ろうという気持ちが強いと思うの。
他の何を犠牲にしても(母の愛とでもいうべき?)
信じて突っ走れるのはロマンチストな男の方かなって思う。
そしたらでもうちの静や政子や巴はやっぱり男だ。
心が。
そして話は飛びますがたうんうちの不二君は女性的だなぁ。
なんかどうも語弊があるのだけどね。
どう言えばいいのだろう。
政子役を男性が演じてるの、斬新だった。
けどすっごく納得した。
ほら、私もイメージ不二君だから。
政子は。
猛きおなご。
男の人かもって思うよ、すごく。
頼朝とのバランスが絶妙だよね。
頼朝女々しいよね…(笑)
そこがいいんだけど…。
…ああ、私女々しい男の人好きなのかな…(笑)
ジャックの頼朝はヤな人なんですよ、これがまた。
何をしたいのかよくわからなかったところはあるけど。
それは義経も同じ。
演出とかダンスとか、そういうものは本当にすごかったけど
中身はあんまり感じなかったな、
泣けなかったもん。
それを言ったらやっぱり「美しの水」!!
ストーリー矛盾多い気がするんだけど
そんなの関係なく義経や他の登場人物を応援したくなるような
熱みたいなものがある。
惹き付ける魅力というか。
そこに彼らが立つだけで
涙が出てくるような何かが。
やっぱりあれ以上の義経芝居はないなって思っちゃうな。
義経らしい芝居ね。
やっぱりそう演じてこそ、そう創ってこその義経だと思うから。
彼を描くなら彼のやり方で。
そうしてあげるのが一番彼らしいものになるんじゃないかと思ったよ。

ぶっちゃけすごかったですよ。
二時間集中しっぱなしで頭が緊張しっぱなしで
倒れるんじゃないかと思ったよ。
めちゃくちゃ疲れたよ。全力で観たよ。
それくら引き込まれたよ。
でもそれは人の気持ちじゃない。
照明で音楽でダンスで。展開のさせ方で。
うまく言えないけど、演じてらっしゃった方は全力でその役だったけれど
本当にこの人は義経だって思ったけれど
でも私は共感できなかった。
ストーリー展開なんてホントすごかったよ。
あの問題だらけの、見せ場だらけの遮那王の生涯を
たった二時間の中にまとめてしまうんだから。
それもわかりやすく!!
それはすごかったよ!!感服だよ。
合戦のあたりのはしょり方とか。
まぁ義仲はもっと出してあげて欲しかったけど、そこはほら
メインか否かっであっさり切っていたというか。
そうでもしなきゃ書けないっていうのは感じたな。
どれもこれも取り上げてたら恐ろしい長さになる。
(だから「美しの水」は13時間芝居)
義経を描きたいならどこを描きたいのか
何を描きたいのか、はっきりさせないと観る方が飽きる。
飽きるっていうか
山場続きでそれがマンネリ化して緩急なくなるっていうか
集中力が途切れる。
疲れて。
っていうのは思ったな。
ぶっちゃけ今日の芝居は義経ダイジェストって感がなきにしもあらず。
でも全体描こうと思ったらそうなるかも。
鞍馬から死ぬまで描いたら。
だって自分が源氏だって知って目覚めて
兄の元に駆けつけて(その前には奥州に下ってるし)
平家倒して(その合間に兄上と仲違い)
最期は奥州で泰衡に攻められて自刃。
静との別れとか部下の死とか描いてったら
それはもう膨大な量だよね。
ただごとじゃないよね。
近世なんか義経関連の芸能すっごい量だし。
どこまで網羅するのかってのもあるけど。
ホント恐ろしいほどの量よね。
平泉の高館で死んでるならまだしも伝説では生きてるわけだから。
まだまだッスよ。
これからッスよ、みたいな。

今日の芝居の義経は伝説となってみたいな感じでした。
最後死んでなかったと思う。
あ〜。
てゆーか頼朝は何をしたかったんだろう…。
義経と弁慶の生き様がメインだから頼朝は掘り下げてないのかな(まさか)
脅えるばっかりの頼朝はいまいちだったな。
御家人もいなかったし。
貴族と政子は説明君みたいな存在だったしな。
弁慶が主役かって感がなきにしもあらず。
いろいろ思うところがあったな〜。
考えさせられた。
どうすればいいのか。
どこがいけないのか。
何をすべきか。
義経のことしかわかんないけどね。
たぶん義経は違うと思うよ。
義経の心が知りたい。
どうして?義経。
どうして?
訊きたいことがたくさんある。


「前作のビデオ購入したのでゆっくり堪能させて頂きますvv」


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