しあわせのかけら。
小さな子どもの頃、拾ったビー玉やもみじの葉っぱ、キャンディーの包み紙やグリコのおまけ・・・いろんなものをとっておきたくて“秘密の箱”に入れてたっけ。そんな日記、かな?

2009年01月27日(火)  思い出した。いつもこんなふうだった。

あの人は、
本を読んでいる途中に
ときどき顔を上げて
あたりを見回すことがある。


向かい側の席に座って
じっとあの人の顔を見ていた。
しばらくして
あの人が本から目を離した。
私は怯まずに
あの人の目を見ていた。
こんなにじっと見たのは数か月ぶりだ。

あの人は
真正面からまっすぐに向けられた私の視線を
とても器用に外しながら少しきょろきょろして
また本を読むために下を向いてしまった。

そうだった・・・。
いつもこんなふうだった。
思い出した
小さな絶望感。

いくら私の目ヂカラが弱くても、
普通は真正面からじっと見られたら
無意識に目が吸い寄せられると思うんだけど・・・。

やっぱり、視線避けてますね?
多分無意識に。
というか、「目」というものに
あなたの脳は反応しないのかもしれない。
それともやっぱり、視線が苦手?

じゃあ、何だったら反応するんだろう?
食べ物?
なーんちゃって。

ちょいヤケ食いー。


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