しあわせのかけら。
小さな子どもの頃、拾ったビー玉やもみじの葉っぱ、キャンディーの包み紙やグリコのおまけ・・・いろんなものをとっておきたくて“秘密の箱”に入れてたっけ。そんな日記、かな?

2008年07月13日(日)  夕方の風。

金曜日、
夕方?夜?
早めの夕食後、
涼しくなってきたので
歩いてスーパーへ。

起伏の多い街の
山で言えば尾根の部分を走る道沿いには
スーパーやファミレス、
レンタルビデオ屋さんに美容院、
ドラッグストアに病院・・・
いろんなものがあってにぎやかだ。

でも、
見晴らしが良くて
緑もわりと多いので
歩いていると気持ちいい。

部活から帰る中学生。
仕事帰りにスーパーに寄る女性。
バスから降りて家路を急ぐマダム。
今からバイトって感じの学生さん。
みんな、
週末の涼しい風に吹かれて
何となくほっとしたような顔に見える。

私もほっとしながら
ふとあの人のことを思い出した。
今頃はまだ仕事してるのかな。

あの人の街は
ここよりも田舎だ。
スーパーの閉店時間だって早い。
こないだやっと駅前にコンビニができたって
マチコ先輩が言ってたっけ。

今夜は何を食べるんだろう。
晩ご飯を作ってくれる人はいるんだろうか。
「ただいま」って言ったら
「おかえり」って言ってくれる人はいるんだろうか。

一人でも
さみしくないんだろうか。

よけいなお世話かもしれないけど。

おかえりー!
お疲れさまー!

この“尾根”の上から
向こうの山の麓まで
声が届けばいいのに。


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