先生妄想日記

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2004年12月02日(木)    家族

生徒は、意外に自分の家族の話をしてくれます。
聞いていると、思わぬヘビーさに驚くこともしばしば。

かーちゃんやとーちゃんなんて関係ねーよ、それよりシモの話しよーぜと言いたい年頃の男の子が、家族の話を、しかも私なんかにするようなときは、大体がみんな、もう切羽詰まってしまっていることが多いようです。
そんなことを話してもらっても、私は何も出来ないんですけどの。特に私学の保護者というのはなかなか厄介で、担任の先生でさえ、なかなか介入できないようです。

だから最近は、生徒がそういう家族の話をし出したら、壁になるように心掛けてます。
どうせ何も出来ないんだから、話すことがなくなるまで聞いていられたら良いなぁと思う。
相槌は「へー」「あー」「ふーん」「そういう事もあるよなぁ」の4つだけと決めています。
同意も、反論も、説教も、私の立場では、してはいけないような気がするのです。
保健室の先生のように、カウンセリングの研修に出席できるわけがないし、そういう勉強をした事もないので、私の対応は正しいのかわからないけど。

さいきん、学校のトイレの壁になれたら良いなぁと思っているのです。
色んな事を、ただ書いて、ついでにうんこもして、はー、と一息ついて部屋を出てってもらいたいもんです。
そして学校を辞めずに続けていてもらいたい。
君らが辞めたら淋しいのだと、トイレの壁は思っているのですが、トイレの壁にそんなん思われても生徒は困るわな。わはは。

家族の話題は、また後日。
しらふのときに、続けて書かせてください。



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