華墓祟雑記...みみごろう

 

 

- 2004年01月17日(土)

当事者の中で、果たして「忘れたく無い」と思っている人間はいるのだろうか。
「忘れるべきでは無い」と思っている人間はいると思う。だが、あの記憶をいつまでも持ち続けたいという願望が果たしてあるのだろうか。
私は無いと思う。

苦しい事など、本当は経験せずに済んだ方が良いに決まっている。
苦労の結果、人は成長すると言うかもしれないが、あまりにも代償が大き過ぎるというものだろう(あの、場合は)。

自分達が忘れたがっている事を他人には覚えておいて欲しい、とは都合の良い話ではないのか。

なぜ人は大きな苦しみを受けた時自分に、そして他人にも「忘れてはいけない」という義務を課するのだろう。

私自身、あの事を忘れていいとは思っていない。


理屈じゃないのかもしれない…


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