コマンダー0 - 2002年11月07日(木) ジャンプ49号感想書きました。。。 今更ですけど。 えーと、「B'tX」と「コマンダー0(ゼロ)」と「男坂」の感想を書きたいんですが…濃過ぎて書くのが辛い(汗)簡単に書くとどう考えても言い足りない。 ビートと男坂は今でも文庫が入手できるので簡単に描いても「みんな、読んでくれよな!」(笑)で支障は無いのですが。 「コマンダー0」はほとんどの方、知らないと思います。だってクレイジー・80’s初頭の打ち切り漫画だもんな!(バオーと違って普通に打ち切りの終わり方だったし) 「コマンダー0」というのは「学園情報部HIP」や「企業戦士YAMAZAKI」が人気だった…ってこれ知らないんですが(汗)、富沢順先生のジャンプ初連載作品です。 あの自信過剰の(笑)車田正美に「唯一のライバル」と言わしめた富沢順の未完の名作。 「ファンロード」誌上では荒木飛呂彦の「バオー来訪者」、武井宏之の「仏ゾーン」と並ぶ「ジャンプ打ち切り3代名作」に挙げられています(名誉あるんだかなんなんだか…)。 ↑この2つは今でもけっこう置いてあるので良ければ探してみて下さい!(バオーは文庫が出てます。大きい本屋ではコミックスもまだありますね) 「コマンダー・ゼロ」のみがジャンプ・スーパーコミックスで出ると言う罰を受け(涙)、文庫の出る望みもうすいです…いろんな意味で稀少価値のある漫画ですね。 >ストーリー 謎の悪の組織「フェニックス」が原発からプルトニウムを盗み出す。プルトニウムは放射性物質。これがあれば原爆すらも作成出来てしまう。 次々と突破されていく検問。このままでは逃げられてしまう。 その時、一人の男が現れた。 その名も「コマンダー0」! 日本の警察は密かにJAP(Japan Armed Police=日本武装警察)を設置、凶悪犯罪に備えていた。彼等は「コマンダー」と呼ばれる。 行けコマンダー0!日本の、いや世界の平和の為に! という感じの導入です。 これだけ見るとなんて事ない漫画です。いやストーリーは実際なんて事ないんですが。 この漫画が良かったのはまずキャラの台詞! わずかコミックス2巻分の長さなのに、格好良い台詞の連発。 また、コマンダーや敵の設定に科学的なリアリティがあった。 キャラもステレオタイプではあるけれども基本をおさえていた(由実ちゃんとアロマ可愛いぞ!)。 ベタに泣かせるシーンもあったし(あれは何回読んでも泣くと思う…) それから、車田正美譲りの(車田先生の元アシ)効果線の美しさと迫力。 ちなみに、敵をタロットカードになぞらえて出す、というのは「ジョジョの奇妙な冒険」が有名でしょうが、実はこっちが先。 しかし…本誌では人気がなかったのか打ち切り。その後抗議の手紙多数。 抗議の手紙送るくらいならアンケート出せよ!!!!(男坂も!!) すごく格好良い漫画です。くそう富沢順ムッツリスケベの癖に(爆) 良ければ古本屋さんで探してみて下さい。 -
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