医療費改革 - 2005年11月13日(日) 朝の討論番組で、国家財政の話から、医療費の問題に話がうつっていたのですが、土居丈朗慶大助教授の発言に関して、疑問を感じる点が幾つかありました。 (土居氏の発言) ・国家財政が厳しく、医療費も抑制せねばならないのに、医者の給料は上がっている (反論:??一部の科は別として、多くの場合、かつてのように医者=お金になる とは言い難いのではないでしょうか。特に実入りが良い仕事ではないはず。仕事にアブれないという点では美味しいですが。。 またシガイ大病院は医者の給料を削ることで黒字化したと聞いてます。) ・医療費は自己責任で払うべきである。体調管理ができていない、リスクについてはコストを払うべき。 (反論:生活習慣病の一部については当てはまるかもしれませんが、生活習慣病だって個々によってなりやすい体質が遺伝的な素質としてあり、さらに遺伝病や癌について、リスク管理できるものなら。みんなしたいでしょう。あなたのご両親はまだお元気なんですか?もしもお元気ならよろしいですが、なくなっておられるなら、それも「リスク管理」ができなかったからですか? お宅のお子さまがもしも遺伝病だったトシテ、それも「リスク管理」ができてなかったからですか? 勿論、ご自身は頭の先からつま先までぴんぴんされておられるのですよね? 一度、1から病理の勉強をなさっては。。) 2番目の点については、神野東大教授が 自己責任の論理は病気に当てはまらない、 豊かな社会であればこそ、 病気であるリスクは共同で分かち合うべきだ、と反論しており、 私はこちらの意見に賛成です。 変な自己責任ばかり強調し、お互いにリスクを分散しあうように社会は進化して来たと思っていましたが、逆の方向に戻ろうとしているのでしょうか。逆戻りしないことを祈っています。 -
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