- 2005年08月11日(木) 衆議院の選挙、争点が郵政民営化へ賛成か、そうでないかしかないような、自民党の姿勢には大いに疑問を感じる。年金や雇用、それから外交など、他にも重要な問題は沢山あるはず。改革の踏み絵が郵政というにしても、それと外交とどう関係するんですか?この黒白しかない選択肢、ものすごくおかしく、奇妙で、全体主義的に感じられる。 ++ 蒸し暑すぎる。毎日夜中目が覚める。 エアコンも、冷房よりも、ドライに設定すべし。 選挙はまったく国民ないがしろじゃないの? 選挙の争点を、自民党のお家騒動にするのはやめてほしいよ。 ++ 昨日の夜、NHKで11時から「パンドラの箱」という番組をやっていた。思わず、仕事の準備の手を止めて見入ってしまった。 インターネットでの出会いに何を求めているか、という日本の30代の意識調査で、女性は93%が精神的なもので、男性は半数近く肉体関係、という結果が出た話の流れの中で、室井佑月が、ふと、 「誰とも今日話してないな、っていう日は、コンビニに行って、店員さんと(レジで、お金の受け私のときに、ありがとうなど)話したりしますよ。ない商品について聞いたりしてね(笑)」というようなことを語っていた。 それを、司会の山口智充が、「その時肉体関係とか考えないの?」ときいたら、室井佑月と、華原朋美が、一斉に「考えない!」と声を挙げた。そして、華原朋美が「そんな余裕ないよね」と加え、室井佑月が頷いた。 そうなんだよ。わかる。 室井佑月がいうことも、そして華原朋美がいうことも。 最近は誰とも話さない日、というのはほぼ無くなったけれど(私的な会話をしない日は結構あると思うにしても)、文学部のうつろな院生時代、そして受験勉強時代、しばしば、「今日、誰とも話してないな〜」と夜に思うことがあった。そして、室井佑月のように、コンビニに行くのである。特に急ぎの買い物なんてなくても。 そして、これまた室井氏が例に挙げてたように、買うものを差し出す時に「これお願いします」といい、「袋はいりません」と言い、おつりを貰う時、「どうも」というのである。 そこに、色気めいた気持ちはなく、ただ、ひたすら、人として人心地つきたい、そんな気持ちである。 ほんと、文学部の大学院なんて、human scienceとかhumanitiesとか行ってみたところで、つくづく非人間的な状況に陥りやすいところなのだ(具体的には、水村美苗の「私小説from left to right」をご覧あれ。ほんと、この鬱屈した感じが良く出ているから) 室井さんは、物書きだから、篭って仕事をすることも多かろう。だから、誰とも話さない日、なんてのもあったりする。 そして、そんな人心地つきたいようなちょっとぼろぼろな時には、朋ちゃんがいうように、「そんな余裕はない」のだ。 誰とも話すことがない日。 誰とも接することがない日。 図書館に行っては論文がはかどらず、風邪をひいた振りをして泣いてた、思い出したくない、孤独な時間。 -
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