Wakako's Diary 道すがら記

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7 years in kyoto, around Karasuma street - 2003年11月25日(火)

7年選手のファックス、左半分の印字ができなくなっていて、そろそろおだぶつかなぁと思っていたが、どうもどこかゆるんで噛み合わせが甘くなっていたよう。ガムテープで押さえたら再び鮮明に印字されるようになった。ほっ。大分手荒に扱ってきたけど、持っているのが嬉しいです。

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三条通にある予備校でフェローのバイトをしている。午後なのだが、いつも分厚い遮光カーテン(暗幕?)がかかっているせいか、常に夜みたいな感じの室内だ。周りに市街が広がっていることを感じさせない。

そのカーテンを、今日ふとめくってみた。

窓の外に広がる午後の町並み。マンションや商業ビル、テナントがいっぱい入っている。足下にはマクドナルドとコンビニの屋根が波打ち、そして、前の道路を面白いほど人や自転車、車が行き来している。いきてるって言うリズミカルさに溢れた元気な町中だ。

ふと、この付近に以前詰めてバイトに通っていた時期があったなぁと記憶が蘇った。駆け出しの語学学校の講師。始めたのはまだ私自身、無限の青空が目の前に広がっていると思っていた頃のことだった。無我夢中で下手っぴながらにも走っていた頃。今も走っているのかもしれないけれど、もうちょっと手抜きを覚えた気がする。7、8年前から3年くらい前(この3年というのもすでにはるかに遠くに思える)まで。英語学校で文法を教える講師を勤めていた。時給は低かったけど、今思えば、結構な時間数働いていた気もする。

あれはどのビルだっただろう、と記憶を手繰り(そのあとこの辺りに通うようになったのは週一回のカウンセリングで、そして今は週一回のこの予備校なのだ)

そう、ここからは見えないや、そういえば。ここは烏丸通の東側だけれど、あの教室は烏丸通の西側だったものね。

駆け出しの語学学校講師。文法を教えるのが主な仕事だったけれど、あの仕事、正確には何かシタイと思っていた時の私があの仕事の募集のチラシに出会ったのは、一つの運命の出会いだったような気もする。

そんな大仰なものでもないかもしれないけれど、閉塞した文学部生生活に窒息、というかナニカを見失いかけていた私は、青い鳥ならぬ青い空を追い求めていて、そして、大学のキャンパス内に張られていた講師募集の仕事に応募し(他に応募者がいたとは思えないが面接を受け)、採用された。

それまで「教える仕事」をかなり敬遠していた私だったが、文献に溺れ、自分まで紙のように乾いていく(かのように感じられた)生活に比べ、教えることのインタラクティブなあり方、双方向性に私は魅せられた。私はそして教員免許を取り始めた。。

あのころ、走ってもがいていた頃、空気に漂う塵しか掴んでいなかったかもしれないがもがいていたあの頃、その思い出を高いところからあの辺りを見た今日は、思い出させてくれた。

そう、きっと、走り、探り、もがく、それは友人が勧めてくれたポール・オースターの小説「ムーンパレス」の空気に似ている。

かっこわるくていい、模索するがゆえのエッジーでいささか危なっかしくてかっこわるい生、それが青春小説のような気がする。




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