秋らしい空 / 中村コレクション「コロー、ミレー バルビゾンの巨星たち展」 - 2003年09月15日(月) メルマガをよろしく! 本日で4号目になります。本日は、 斉藤孝「三色ボールペン情報活用術」(角川oneテーマ21、角川書店、新書判)2003/06/10発行、 および増刊号(個人コレクターのバルビゾン派の美術作品展覧会の感想、以下参照!) です。ふるって御登録下さい! ++ 今日はちょっとアクセスが多めのようです。嬉しいな。 空が少しずつ秋らしくなって来ました。 どんな秋になるのかな? ++ ★☆――――――――――――――――――――――――――――――――☆★ 【bookworm #5(増刊号)】 中村コレクション「ミレー、コロー バルビゾンの巨星たち展」 2003/09/15 発行 wakako furuno ★☆――――――――――――――――――――――――――――――――☆★ 文化の秋、なんていうのも変な話で、文化は年中あるものですがf^^; なぜか文化の秋といいます。文化の日も11月3日、秋のまっただ中です。そんな訳で 秋の展覧会シーズンになって参りました。今日足を運んだ展覧会、なかなか良か ったので増刊号にてご報告を。 ★魅惑の中村コレクション「ミレー、コロー バルビゾンの巨星たち展」 大丸ミュージアムKOBE 2003/09/11-29 分かりやすく親しみやすいことからか、日本において、バルビゾン派は 根強い人気があるようで、展覧会がそこかしこでも開催されます。 本展も、最初あまり気に留めていなかったのですが、「中村コレクション」 という日本人コレクターの作品展であること、そして日本でのバルビゾン派 コレクションといえば東京都八王子市の村内美術館が有名ですが、この日本 人コレクターの名前は初耳だったことから、面白そうだなと思い、覗いてみ ました。 中村武夫氏は姫路市在住の実業家で、現在69歳とのこと。幼い頃貧しく、 家にミレーの「晩鐘」の模写の写真が貼ってあったのが励みになったそう です。「いつか本物のミレーを手に入れるんだ」と誓ったそうです。そして、 コレクションを始めてからは、内外のバルビゾン派のオークションに出かけ たり、展覧会に足を運び作品を観賞することに無上の喜びを感じられるよう になったそうです。 そんな中村氏のコレクションは、個人のコレクションだけあり、趣味や作品 のテンションが統一され、佳品揃いです。わかりやすく、郷愁を感じるからと バルビゾン派を蒐集されておられるというのも分かります。木立や木漏れ日、 牛たちの歩く道を、いつか見たように切なく懐かしいものに感じるのはなぜ でしょうか。 観賞する側は、「あの絵を見に行きたい」と美術館に足を運ぶ訳ですが、蒐集 家は「あの絵を手に入れたい」と画廊に足を運んだりするのでしょうか。絵を 見ながら、ふとそんな気持ちにおそわれました。 私は絵を欲しいと思ったことはないのですが(そもそも、手に入れられると 認識していないからだと思うのですが)、洋服や雑貨の場合、「あの服が欲し い」などとデザインや形、手触りが脳裏に焼き付き、片道2時間近くかけて 二度足を運んだりすることがあります。 これが洋服だと、着ないでしまったり飾ったりしていると「タンスの肥やし」 或いは「無駄遣い」「計画的でない買い物」と分類されがちです。それは、 そもそも洋服が身にまとって始めて目的を完遂するとされている実用品だから です。 それに対して、絵画、そして広く美術作品はそのようなことはありません。 飾っておくもよし、しまっておいて時々眺めてもよし(まぁ、そもそも 美術品の発生を考えると、使用目的はあったはずではあるのですが)。蒐集 するだけでよしということになります。 これが、実用品である道具と、実用品ではない美術作品の違いなのだと、 ふと、卒論で扱ったハイデガーの「芸術作品の根源」を思い出し、心の中で 反芻していた次第です。 おすすめ度 ★★★★☆ 絵の良さを味わうとともに、コレクターの趣味を味わうことができる、 まとまりある展示でした。 ++ 個人のコレクションといえば、現在「あるサラリーマン・コレクションの軌跡 戦後日本美術の場所」展が巡回中です(〜2003/09/21山口県周南市美術博物館、 2003/12/13-2004/02/01三鷹市美術ギャラリー、2004/03/05/-28福井県立 美術館)。こちらは、匿名の元銀行員の蒐集家の方がお小遣いで集められた ものを公開されているそうです。 機会を見てこちらを足を運びたいなぁと今から楽しみにしています。 ----------------------------------------------------------------- -
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