Wakako's Diary 道すがら記

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言葉は面白い / 大人のレジャー:シングル化と壁の内外 - 2003年06月30日(月)

言葉は難しいが、同時に面白いとも思う。
最近、かなり一般的になって来たなぁという言葉に「チカラ」がある。カタカナで書くのがお約束だ。

先日、ワタクシは、雑誌に載っていた化粧品のお色味が似合うかどうか試したくてたまらず、某百貨店の売り場へ。そこでメイクして頂いた訳だ。

百貨店の美容部員さんはお客さまに失礼のないように「ファンデーション失礼します」「目線はお足元へお願いいたします」「ハイライト失礼します」と、丁寧な言葉を使って笑顔で対応する。目的はアイシャドーだったのだが、「最近はアイシャドーのあとマスカラをしっかりつけて頂いて目ヂカラを出して頂くのが一般的ですので」と、新色のマスカラも試すことに(実はお目当てのアイシャドーよりこちらが気にいったが、結局マスカラは買わなかった)。

ここで、私は感心した。お客さまに不快感を与えず、満足して買い物をしていただけるよう、百貨店の店員さんはスチュワーデス並みのオーソドックスで丁寧な言葉遣いをする。しかし、商品説明の中で「目ヂカラ」トイウ言葉がすんなり出て来たところが私の耳をそばだてさせたのだ。

お洒落な言葉としてあちこちで見かけるようになって来たのがドラマ「恋のチカラ」(2002年冬放送)の放映前後からだったと思う。主演の深津絵里、相手役の堤真一、どちらも好きな役者さんだったので、結構好きで観ていたドラマだ。このころ、ちらほら「チカラ」というのを見かけた。

最近は女性誌を広げれば必ず、お化粧のページには「目ヂカラ」をいかにアップさせるかという記事がある。「女ヂカラupして合コンに」と、本音コーナーにも文字が踊る。少なくとも、アイメイクをいかに魅力的に行なうかという「目ヂカラ」はすっかり定着した感がある。それを、美容部員さんの発言が証明したような気になった。

ビジネス誌にもそのうち浸透するのでは、と思ったが、ふと思えば、すでに電車の中づり広告でビジネス誌で「銀行のチカラ」、健康雑誌では「緑のチカラ」などと使われているような。。

そのうち、議員さんも「クニのチカラ」、地方自治体も「地方のチカラ」などと言うのでしょうかね。

(実は、私のおおいなる無知で、前々からこのような語法があったのならごめんなさい)

++

言葉は生きていて、どんどん変化していて面白い。「負け組」「勝ち組」、「確信犯」は、元の語源と違う方が一般的な用法として、NHKや大手新聞社の報道にも使われている(それも、言葉が乱れているという文化庁の国語調査がそれらの組織により報道されて直後にその組織が「本来の語源からは誤った用法」を堂々使っていたので笑った)。

to be continued


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