Wakako's Diary 道すがら記

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waitng - 2002年11月03日(日)

またもや某課題が甚だしく遅れている。ごめんなさい、だ。
自分に対してかける負荷を減らしていこう。ほんとに。

課題が思うように終わらないことのプレッシャーが原因だと思うが、
またまたもう一人でがんばるのはいやだ、と涙してしまった。

ほんと、人生は長丁場なんだから、バランス取って歩んでいけるようにしたい。

++

今日も家庭教師。さらに入力のバイト。そのあと課題ははかどらなくて自己嫌悪(まぁ確かに、スケジュールがギチギチで自分の勉強時間を確保できてないよな。。)。
テストもそうだけど、
学業に関しては特に今は思うように自分の力が出せなくて
(ウツだからだけど、これは重み付けとか、バイトのこととか、自己評価とか、
いろいろな要素が絡んでいる)
それが人から見ると怠け者に見えるだろうなと思う。悔しいけど。
でも実際学習項目が十分に達成されていないから仕方ない。

いい方向にエネルギーを回していって
成果を目に見える形にしていけるようになりたい。

ここ数年(臨床実習までが目標!)は、自分のペースにあう生き方を模索することが
ひとつの大きな課題なんだと思う。
その中で、自分が医師が勤まるかとか、勤まるとしたらどういう形態でかとか、
家庭生活は、とか、送れるとしたらどういう形でかとか、
見えて来るんだと思う。

逆に、今学生であることはラッキーかもしれず、
そして結婚が遅れたことは自分のペースを掴む猶予をもらったのかもしれない(すんなり結婚していたら、家庭も学業/仕事も全力でがんばろうとし過ぎたかもしれない)。

++

余り個人的なことを書いてはいけないが、
去年大学に取材が来て全国放送で放映されたこともあるから許してもらおう。
難聴で、だから人より努力しなきゃと思いながら
ちょうど今下宿を始めたりなどが重なって、調子を崩し気味の同級生がいる。
彼女の勉学の環境を整えようということで
教官有志と友人の有志で動き始めていて、
彼女が自分にあったペースを掴んでいく過程は、次元は違うかもしれないが、私にも参考になると思う。

高度成長期のモーレツサラリーマンみたく走り続けていることばかり
要求されて来た医療現場の医師のあり方も、
彼女が(私も!?)ほどよく努力と自分のペースで仕事できるよう
変わっていけることを期待しつつ。
構内保育園を始め、滋賀医が面白くなったら、それこそ面白い。

人に恵まれていると感謝を繰り返すことのできる彼女は、
本当に素直に人やチャンスに感謝することができる心を持っていると思う。

しかし、同時に、本来は(というより、現代先進国社会では)保証されて然るべき権利とも言えよう。

そしてまた、以下のことが思い起こされる。

私のかつての難聴の同級生が文学部卒では自分はコケにされて終わりだ、と、医学部再受験を試みていた頃は、まだ医療関係の仕事につくには身体にある程度以上の障害を有するものに対して禁止条項があったこと、そしてそれが解かれたのはごく最近のことであること。
彼女は授業理解のため大学に掛け合ってノートテイク(クラスメートによる授業内容の口述筆記)を雇い始めたこと。
そして彼女は医学部が自分のペースには合わないことを時間をかけて受け入れ、転学部して薬剤師となったこと。そしてそれは彼女は今はペースを大事にできる仕事として高く評価していること。

同じ大学に約30年前に入学した私の父も難聴であったが、
彼は授業に関してなんらサポートがなかったこと。
だが、奨学金を3つもらいながら彼は努力してオール優をとって地方の大学に助手のポストを得たこと。

時系列に従って、障害を取り巻く状況はゆっくりではあっても改善されているのであろう。そして、滋賀医でできることに、そしてひいてはスローライフの模索に、私もできる範囲で協力していきたいと思う。


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