with tears tears tears - 2002年09月30日(月) 9/29-30 映画「ABOUT A BOY」を観た。笑えると同時に、非常にシリアス。お勧め。 最後が、なんだかちょっと変わった、ほわーとした幸せだけれど、かといって主人公の恋が成就したわけでなく、男の子も学校では相変わらず虐められ、その子の母親は相変わらずシングルマザーでウツだ。こういった劇的なハッピーエンドではないところがイギリス映画的。 ++ また電車で涙が止まらなくなった。新しい人たちに会うのももう疲れた。 相変わらず幼い子どもやベビーカーの赤ちゃんを見ると、まるで胸を突かれるかのように目に飛び込んでくる。それでも、今はそれに伴う願望が湧いてこない。結婚したい育児したいと夏に連呼していたのが嘘みたいに、エネルギーも枯渇しちゃった感じだ。 目の前のことすら手一杯で、満足行くようにできない。ましてや、、 医師になること、自前の家庭を持つこと、 何もかも遠く感じられる。 ++ 私が楽しちゃいけないんだろうか。 常に走り続けていなきゃダメなんだろうか。 アンタの人生なんて、ずっと各駅停車の鈍行みたいじゃない、ともう一人の自分の声がするが、鈍行に乗ってるよりのぞみに乗ってしまった方が楽なことなんていっぱいある。 子どもっぽい願望であることは分かっている。 でも、私がありのまままるごと愛されたいと思ったらいけないんだろうか。 ++ 働きたいと思いながら半端なアルバイト生活、 家庭を持ちたいと思いながら結婚していない私、 (かといってこの国で、私がシングルマザーをすることは一体どうなのか) そんな何もかもが遠くにある私を、いや、なりたい私から遠い私を、 まるごと受け入れるしかないのだろうか。 ++ 今ここにあるもの。 消費する私。時折電車で泣く私。バイトをする私。そして、学生する私。 ++ 明日の予告「診察室で〜私が医学部に再入学したわけ」 -
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