2015年07月08日(水) |
北海道豊浦町の事件 遺族側逆転敗訴 |
日経(H27.7.8)社会面で、北海道豊浦町で、暴風雪に車が埋まって男性が死亡した事故をめぐる訴訟で、札幌高裁は、道路管理者の北海道に落ち度はなかったと判断し、北海道に対し約7700万円を損害賠償するよう命じた地裁判決を取り消したと報じていた。
高裁判決では、「危険を予測できたのに通行規制などを怠っていれば違法であり、賠償責任を負う」としつつ、「暴風雪に備えて道が現場に設置していた防雪柵に問題はなかった。過去の観測記録でも例がない特異な暴風雪がごく局地的に起きたものである。」として、北海道に過失がないとした。
高裁の事実認定を前提にする限り、常識的な判断かなとは思うが、遺族側からすれば、一審で勝訴しているだけに、余計つらい判決といえる。
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