2015年07月03日(金) |
また成年後見人の弁護士が業務上横領 |
日経(H27.7.3)社会面で、成年年後見人として管理していた認知症の女性の銀行口座から約4200万円を着服したとして、元弁護士渡部直樹容疑者が業務上横領容疑で逮捕されたという記事が載っていた。
「またか」という感じだが、この元弁護士は、管理していた女性の自宅まで売却していたようである。
不動産の売却では、仲介業者に依頼して、書類を整えるなど、売買契約を締結するまでに様々な手続きが必要となる。
しかも、自宅の売却の場合には、裁判所の許可が法律上の要件となっている。
それゆえ、預金を下ろす手続きよりも心理的ハードルは高いといえる。
その高いハードルを乗り越えて犯罪を行ったのであり、厳しい処罰がなされるべきである。
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