2015年06月08日(月) |
型を変えれば質も上がるというわけではない |
日経(H27.6.8)法務面で、「監査役制のまま統治改革」という見出しで、監査役制のまま統治改革をしている会社をレポートし、「コーポレートガバナンスの型を変えれば質も上がるというわけではない」という趣旨の記事を書いていた。
その通りであると思う。
監査役制度は、海外では「分かりにくい」と言われているようであるが、歴史があり十分に定着しており、また制度自体に問題があるわけでもない。
それゆえ、監査役制度を変更せずに、それを活かしていくということは間違いではない。
問題は制度自体ではなく、監査役や社外取締役に十分な情報が提供されているかどうかであり、その点こそが重視されるべきではないだろうか。
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