| 2009年06月23日(火) |
経験を積むと大胆な発言ができなくなってしまう |
日経(H21.6.23)社会面で、京都教育大学の学生6人が集団準強姦容疑で逮捕された事件で、被害女性との示談が成立し、告訴を取り下げたため、京都地検は6人を処分保留で釈放したと報じていた。
強姦罪は親告罪だから、告訴がなければ罪にならない。
しかし、現場で2人以上で犯罪を行った場合には、告訴は不要とされているので、告訴を取り下げても起訴することは可能である。
ただ、強姦事件で告訴を取り下げれば、それ以上、捜査はしない。
被害者が望んでいない場合まで捜査を行い、公判廷を開くということは、被害者のプライバシーの見地から望まくないし、また、被害者の証言も期待できないので、立証が難しくなるからである。
もっとも、示談できればどのような場合にも起訴されないのかというと、そうとは限らない。
以前、人の胸を突いたという暴行事件で、被害者と示談が成立したが、被疑者は起訴されてしまった。
前科何犯だったし、あまり反省した様子がなかったからだと思う。
このようなことがあるから、被疑者に対し、「示談すれば絶対に釈放されるから、示談金を用意しなさい。」ということは怖くて言えず、「たぶん釈放される」という言い方しかできない。
こんなあいまいな言い方だと被疑者側も心配になると思うが、こちらとしては釈放を保障できないのだから仕方ない。
いろいろな経験を積むと、大胆な発言がだんだんできなくなってしまう。
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