| 2008年11月17日(月) |
裁判員制度により、検察官と弁護人の力の差が広がるおそれ |
日経でなく朝日(H20.11.17)社会面で、裁判員制度の開始に伴い弁護人の負担が増えることが予想されるが、それに比して国選弁護人の報酬は低く、時給に換算すると800円にしかならないという声を載せていた。
うーん。国選弁護人の報酬は低いとは思うが、時給800円というのはレアケースではないだろうか。
通常の弁護活動ではもう少し高い時給にはなると思う。
それよりも問題は、裁判員制度に対し、検察官は組織で対応できるが、弁護人は1人で対応しなければならないことである。
もともと捜査能力では検察官と弁護人では話にならないほどの違いがあった。
それが、今後は裁判員に対するアピール能力等においても差が生じるおそれがあり、それは被告人の不利益につながりかねない。
そのため、複数の国選弁護人が選任されることが望ましいと思うが、それは複雑な事件に限定されている。
すべての事件について、他の弁護士を補佐弁護人として使える制度にするなどの工夫はできないものかと思う。
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