| 2007年07月09日(月) |
仕事で得た顧客の名刺は誰のものか |
日経(H19.7.9)16面のリーガル3分間ゼミというコラムで、「仕事で得た顧客の名刺は誰のものか」という問題について書いていた。
普段のこのコラムは無理やり捻り出したようなQ&Aが多いが、今回の問題はおもしろい。
顧客の名刺が誰のものかが問題になるのは、その社員が同業他社に転職したり、独立するような場合であろう。
これは、会社の秘密保護と、転職という職業選択の自由との調整の問題である。
そうだとすると同業他社に就職することを禁止する競業避止義務と似たような問題状況といえる。
同業他社への転職は、そのような行為を禁ずる契約(競業避止義務)がなければ制約することはできないとされている。
同じように、顧客の名刺についても、それを会社の秘密であると明示しているような場合でないと、退職する社員がその名刺を利用することを制約することはできないということになるだろう。
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