| 2007年05月29日(火) |
全日空のシステム障害 |
日経(H19.5.29)11面で、27日の全日空システム障害について、原因解明には時間が必要であり、全日空としては、システムメーカーへの損害賠償請求はまだ検討していないと報じていた。
全日空の損害額は不明のようであるが、億単位の損害になることは間違いないだろう。
ただ、仮にトラブルの原因がシステムメーカーのミスであったとしても、損害額のすべてをメーカーに請求することはできないのではないだろうか。
というのは、今日ではシステムが巨大化、複雑化しているため、いったんトラブルが生じると予期できない莫大な損害が生じかねない。そのため、契約を締結する際に、損害賠償額に上限を設けていることが多いからである。
例えば、契約金額が小さいケースでは、「賠償額の上限は請負い代金と同額までとする」として、請負側の責任を非常に制限していることが多い。
全日空のケースでどのような契約になっていたのか知らないが、損害賠償額にある程度の上限を設定しているのではないだろうか。
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