日経(H19.4.24)社会面に、オービスの計測で速度違反を問われた事件で、最高裁は、2審判決を破棄して、仙台高裁に差し戻したという記事が載っていた。
この事件の1審では、検察官が「オービスは正確であり、その測定値は実際の速度より高く測定することはない」と主張し、裁判所もこれを認めた。
ところが2審では、「オービスは実際の速度より高い測定値を示す可能性がある」として、その正確性に疑問を呈していたようである。
オービスによって速度違反を問われた事件で、オービスの正確性を問題視して無罪を主張するケースは結構ある。
運転していてふとスピードメーターを見ると、意外にスピードが出ていてびっくりすることがある。
そのような経験からすると、オービスの測定は正確であり、運転手だけがスピード違反をしていないと思い込んでいるだけかもしれない。
ただ、自分でもこの種の事件を弁護したことがあるが、そのとき思ったことは、オービスの正確性の科学的資料をすべて捜査機関が持っているということである。
そのため、弁護側がオービスの正確性についていろいろと疑問を呈しても、科学的根拠に乏しく、説得力に欠ける主張しかできないというのが実情である。
オービスの正確性について第三者機関が検証し、その検証過程を公開すれば、その正確性について誰でも納得することができ、無用な紛争が防げると思うのだが・・。
|