2005年09月12日(月) |
最高裁裁判官の国民審査 |
日経ネットニュース(H17.9.13)で、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査で、全員が信任されたと報じていた。
これまで国民審査で罷免された裁判官はいない。
国民審査制度は、終審である最高裁判所の裁判官の適否を、主権者である国民が直接判断するものである。
すなわち、法の支配の原理と民主主義の原理との微妙な調和をはかろうという素晴らしい制度である。
しかし、実際にはまったく役に立っていない理念倒れの制度である。
国民審査は、もう止めたらどうかと思う。
ただ、憲法で定めている制度なので、憲法を改正しない限り廃止できないのであるが。
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