今日の日経を題材に法律問題をコメント

2005年07月29日(金) 被告人が法廷で証人に殴りかかる

 日経(H17.7.29)社会面に、刑事事件の公判で、検察側証人として出廷し、証言をしていた女性に、被告人が突然お襲いかかり、頭を殴ったという記事が載っていた。


 被告人は、裁判が始まると手錠と腰縄をはずされる。


 裁判中は、両脇に警察官(あるいは刑務所の刑務官)が挟んでついて逃げないように監視しているが、証人は被告人のすぐ近くで証言しているから、突然お襲いかかると、警察官や刑務官は止めようがないだろう。


 大体、被告人がその気になれば、法廷から逃げ出すことさえも可能のように思う。

 実際にそのようなことがほとんど起こらないのは、「素直に裁きを受ける」という日本人の性格によるものだろうか。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->