日経(H17.6.17)11面に、自動車にもシックハウス対策が広がっているという記事が載っていた。
シックハウス症候群とは、家を新築したときなど、入居者がめまいや頭痛などを起す健康障害をいう。
原因は、ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物と言われており、そのため、揮発性有機化合物を使っていた自動車でも対策が必要ということになのだろう。
シックハウス症候群による健康被害については、マンション業者などの売主に損害賠償請求などを求めた裁判が全国各地で提起されている。
ただ、少し古い判例では、「本件建物建築当時の平成5年ころ、シックハウス症候群の発症を予見することはできなかった」として、マンション販売業者に過失責任を認めていない。
しかし、シックハウスという言葉も定着した現在、同じような結論になるとは思われない。
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