2005年04月04日(月) |
技術に頼った対策は問題 |
日経(H17.4.4)1面に、手のひらの静脈の形の違いを識別するATMの低価格化に成功したという記事が載っていた。
しかし、以前にも書いたが、このようなセキュリティー技術に頼った対策は問題である。
手のひらなどの生体のデータも、デジタルデータに変換される。
そのため、一旦そのデジタル化されたデータが盗まれたら、それ以降使えなくなってしまう。
生体データは、暗証番号のように変更することができないからである。
ATMでは「指紋」か「手のひら」かという争いがあるようであるが、そのようなばかな競争は止めて、例えば引出額の上限を引き下げるといったシンプルな対策と、犯罪に対する重罰化によって対応を図るしかないのではないかと思う。
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