今日の日経を題材に法律問題をコメント

2004年08月20日(金) 小学校教諭が、保釈中に再び女子児童を誘拐

 日経ではなく、今日の朝日ネットニュース(H16.8.20)で、女子児童を誘拐したとして学校教諭を逮捕したが、この容疑者は、小学6年の女児を連れ去ろうとしたとして裁判中であり、保釈されていたと報じていた。

 
 なぜ、そんな人間を保釈したのだという非難があるかも知れない。


 しかし、保釈申請のときに、再犯を起こすような言動をするはずがない。


 そもそも、保釈の可否でもっぱら審査されるのは、証拠隠滅の恐れと、逃亡の恐れである(条文上、「逃亡の恐れ」は保釈を認めない理由に入っていないが、実際上は、これが一番考慮される)。


 そして、第1回の裁判で証拠調べがすべて終われば、証拠隠滅の恐れはほとんどなくなる。

 また、逃亡の恐れについても、小学校教諭だから、逃亡の恐れは少ないと思うだろう。


 したがって、保釈を認めない理由はないのであり、保釈したことを責めることはできないであろう。

 
 ただ、保釈申請した弁護人はかっこ悪い思いをしたかもしれないなあ。


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