今日の日経を題材に法律問題をコメント

2004年08月06日(金) 競争がある以上、司法試験予備校に通うことは止められない

 日経(H16.8.6)社会面で、法科大学院の現状についての記事が載っていた。

 その記事によると、法科大学院で、初めて法律を学ぶ人たちが授業についていけず、「新制度は、まじめに3年勉強すれば弁護士になると言われていたのに」という不安が生じているそうである。

 そのせいもあり、司法試験予備校に通う学生が出始めたそうである。


 もともと、このようなダブルスクールを解消するために法科大学院を設置したのに、早くも制度がほころび始めたという内容であった。


 しかし、法科大学院の定数が増えたため、司法試験には60%程度しか合格しないようであるから、競争が生じるのは当然であり、そのために予備校に通うことを責められないであろう。

「制度のほころび」と言っても、制度自体に問題があるのである。


 仮に、法科大学院の定数を絞って、司法試験に100%近い合格者が出ることになったとしても、その場合には、法科大学院に入るために予備校に通うことになるだろう。


 結局、競争がある以上、予備校に通うことは必然である。


 そんなに予備校に行かせたくないのであれば、法科大学院で予備校以上の素晴らしい授業をすればいいのである。


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