2002年02月21日(木) |
弁護士は法律の抜け穴ばかり探しているのか |
日経9面に、エンロン破綻問題で、アメリカ証券取引委員会委員長が、法律の抜け穴を探す弁護士や会計士のあり方を強く批判したとの記事が載っていた。
古い話であるが、江川問題で、規定上空白の一日があることをついて、江川が強引に巨人に入団したことがあった。 このとき、空白の一日があることを見つけだしたのは、私が知っている法律事務所である。
これも法律の抜け穴を探した一例であろう。
しかし、江川問題でいえば、その法律事務所はセンスが悪いと思う。
あのような強引なことをした結果、江川はその後ずっと苦しむことになったのである。
私は、法律の抜け穴を探すことが適切とは思わないし、そのような弁護士は大成しないと思っている。 その意味で、証券取引委員会委員長と同じ意見である。
ただ、日本では、アメリカほど、法律の抜け穴を探そうとする弁護士は少ないのではないだろうか。
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