今日の日経を題材に法律問題をコメント

2002年01月07日(月) 「株の手数料が急低下」は、無理な販売につながらないか

日経1面に、「株の手数料急低下」という記事が出ていた。

 確かに、1999年10月以前の自由化になる前の手数料は高すぎた。
 それまでは、少額の取引では手数料の割合が高くて、少々株が上がったくらいでは利益が出ない場合が多かったから、手数料の低下ということは喜ばしいことである。

 しかし、あまりに安くなりすぎると、「大丈夫かな」という気がしてくる。
 とくに、「投信では無料が急増」と書かれていたが、「じゃ、どこで儲けようとしているんだ」とツッコミを入れたくなる。
 
 株式取引の仲介や投信の販売に手数料が掛かるのは当然である。

 例えば、いかにインターネット取引に特化しようとしても、新技術の導入は必要であろう。13面に、「イー・トレード証券が新技術を導入した」といった記事が出ていたが、当然、開発費用もかかっている。

 また、オンラインがストップとしたときにコールセンターを開設する必要があるだろうが、その体制維持費用も必要である。

 すなわち、経費をゼロにすることはできないのであるから、手数料が低下すると、どこかで無理が生じ、販売に際してトラブルが起こることを懸念するのである。

 
 逆に言えば、当社はインターネット取引に特化します、オンラインがストップしたときはコールセンターは設けませんので、他社の口座を持っておくことをお薦めします、その代わり手数料は他より絶対に安くしますという方針で割り切れば、問題は生じないのかも知れない。


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