そんなわけで、総理大臣秘書になりました。 服装一式借りてみたんですけど、本当に大丈夫なんですか?
「あの人に限って平気です。 足の手配は済んでるので、とにかくどこでもついて回って、 予定を聞かれたら、そのメモどおり答えたらいいんです。 ただし口答えは絶対しないこと!! わーいやったー仕事ができるー」
バタン。 締め出されてしまいました。無責任だなあ。
えーと、今日の予定は… 会議、テレビ局の取材、新聞のインタビュー、 大阪市長選挙の応援、接待、それから…
と、
キキ――ッ
いきなり目の前に停まった黒塗りの高級車。
「秘書!乗りなさい!」
黒髪美人のこの女性。 すなわち、逆日本内閣総理大臣・鯉住純子である!!
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