鬱蒼とした森の中の、クヌギの木。そこに栽培される、椎茸。形ではなく、しっとりとやわらかいのを選び、採る。その、朝露光る椎茸を、軸をとり、笠を逆さにして、炭火の網焼きにする。しばらく待つと、じんわり汁がでてくる。それが笠に溜まってきて、炭にこぼれてジューッと音を立てている。そこに醤油をまわしかけ、炭火に落ちて香ばしいにおい。汁をこぼさぬようにそっと箸で取り上げ、一口にほおばる。最高でした。
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