* 世界一ついてない日常
+ Landescape +  + BACK +   + INDEX +   + NEXT +   + PAGEBACK + 

2004年03月05日(金) いきなり新撰組!5

京都の街を闊歩する一番隊6人。

…なんか前にもあったぞこのシチュエーション。

わかった。修学旅行だ!
班別行動ってあったなあ。懐かしい。

班長!そこらで抹茶でも飲みませんか!

「…班長じゃなくて組長です。
 どうしてわざわざ抹茶飲むんですか。帰ってからにしなさい」

班長!京都タワーが見たいんですが、どこですか!

「だからあ」

言いかけたとき、先に歩いていた隊員の一人が路地を指差した。

「沖田さん!浪士2名こちらを見て逃げました!」
「追え!」

走る。

しかし数十メートル行った所で浪士は行き止まりにぶち当たり、
くるり振り向き刀を抜いた。

「くそっ幕府の犬め!」
「返り討ちにしてくれるわ!」

お。チャンバラが始まる。この場合誰が印籠出すんだ?

「当方は新撰組。
 長州藩の方とお見受け致す。詮議のため同行されたい」

落ち着いた声音で班長は言って、
班員たちはその間に切っ先揃えて2名を取り囲む。

出たっ!新撰組流ふくろだたきの陣!!(ふくろ斬り?)

「くそ…死ねっ!」

逃げ場を失った浪士、いきなり班長に斬りかかった。

            〈続〉


[→次へ]

マイエンピツ読者さま→[My追加]  日記才人読者さま→[My追加]