2002年02月05日(火) |
宗教始まる。合言葉は「世の中マヌケだ!」 |
さて、昨日から不良事務所を畳み、 うっかり私にバカの弟子入り志願してしまった修太郎さんですが。 実はまだ、ここにいるんです。 弱ったな…。バカなんてどう教えればいいんでしょう…。
「何を仰います師匠!」 ああ…。 というか…私ってそんな記録的バカだったんですか? 「! バカは自分のことをバカと自覚しない!みんなメモれ!」 あ、待って…。 カリカリカリカリ。 ……しかも計算外だったのは修太郎さんにも弟子がいたことで、 のっけから十三人の大所帯。 まあ、バカになりたいってんなら、協力するのが筋でしょう。 不良を教えてくれた恩もありますし。 でもいいのかなこんなんで日本の将来…。 「! 総帥は現在の日本に危惧を抱いておられる!」 あっ! ちがうのちがうの! 「そうだ。現在の日本ではバカが絶滅しかかっている」 「俺たちが復興させねば」 ああ〜。 かくして布教活動に出発。コスチュームはヒゲめがねハゲかつら。
「あ!」 ん? あ、昨日のカツアゲ因縁兄弟? 「昨日のバカだー!」 ああっ!ちがうんだよこれは!怖がらないで! 「そうとも恐れる必要はない」 ……修太郎さん? 「君はただ自分の理念で計り知れないものに対しての 畏怖そのものに怯えているのだ。自分の心に忠実になれ!」 「目が覚めました!!」 ウソ!? 「名のあるバカとは露知らず!昨日の無礼をお許し下さい!」 あ、ああ、そう… 「オレもバカになります!」 おいよせよ、ろくでもない道だよ。 「いーえ!たとえ茨の道だろうと弾圧加えられようとも、 私は解脱したのでございまするですわん!!」 あーあーあー慣れない言葉使うから。 「今度からバカ大将と呼ばせてもらいます!!」 ……。 また信者が増えてしまった。 ひょっとして世の中… 私の思っているよりもずっと、マヌケなものだったのか? 「至言!」 「メモれ!大将語録に加えろ!」 あ… 「『世の中マヌケだ』……うーん、深い」 「感動しました!」 あーあーあー、彼らもよくよくのバカだな… 「!」 しまった聞こえちゃった? 「お褒めいただいた!」 「恐悦至極です!」 「じゃ我々は1段階解脱したということで、バカ1段ですね!」 もう、どうにでもして…。
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